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聲は縁を結びます。 今年2月8日の私の朗読会に参加してくださったことがきっかけで交流が始まった方でとっても面白い人がいます。 ある会社の社長さん!である川村さん。現代詩が大好きで、WIND CAFEという音楽イベントを月に一回主宰されています。そして、なんと朗読もされるというマルチな才能を持つエネルギッシュな方。劇団の俳優さんだったこともある方で、とっても良い聲をされています。ある日、朗読されたCDを送って下さり、読まれている現代詩の幅の広さに驚きました! 過日も、[続「目から耳へ」 ピアノの朗読+詩の演奏]というタイトルで、後藤さんというピアニストと共演されたCDを送って下さいました。「詩の演奏」、「目から耳へ」ということばは、私が参加しているLa Voix des poetes(詩人の聲)「目の言葉」から「耳のコトバ」へと相通じるものがあります。阿佐ヶ谷にあるヴィオロンという名曲喫茶で行われたイベントは、ピアノ演奏6曲と詩の朗読を6遍、交互に朗読、演奏するというスタイルをとっており、ピアノの楽曲と詩のことばの交響曲は、すぐれた和音を生み出して、聞く者を酔わせます。ピアノの音のうねりと、聲が緩やかにつながり、リズムを携えていく、やはり、詩は、ことばは、「リズム」が命だな、と改めて考えさせられるのです。演奏のプログラムは [前半] 01 ヴィルヘルム=フリーデマン・バッハ:「12のポロネーズ」第2番 02 松下育男『きみがわらっている』より「アパートのね」 03 ウ゜ォルフガング=アマデウス・モーツァルト:「ピアノ協奏曲イ長調KV488」第二楽章アダージォ 04 松井啓子:『順風満帆』より「八度七分」 05 エドゥアール・シラス:「フェルナンド─ピアノのためのロマンス」 06 作田教子:『耳の語法』より泳ぐひと」 [後半] 07 リヒャルト・ワーグナー:「トリスタンとイゾルテ」序曲 08 十亀わら:『燃える野』より「アンタイトル」 09 エドワード・エルガー:「カリッシマ」 10 永田助太郎:「愛は」 11 アーノルト・シェーンベルク:「6つのピアノ小品Op.19」第1曲 12 吉田文憲:『六月の光、九月の椅子』より「立ち去ったものの息にふれて」 [アンコール] 13 中島みゆき:「時代」 14 大鹿理恵:『最も近くにある永遠』より「ほんとうのものは」 詩作品のラインナップを見れば、川村さんが現代詩の「読み」のエキスパートだということがおわかりになるのではないでしょうか。メロディとことばの偶然の出会いを想像してみてください。わくわくしますね。川村さんの朗読を聴いていると、詩作品の無名性の魅力ががゆっくりと立ち現われてくるようです。誰のものでもないことばの魅力が、やわらかく、力強く届いてくるのです。私は自作詩の朗読しか経験がありませんが、他者の詩の海へと、聲とともに飛び込んでみる体験もいつかしてみたいな、と川村さんの朗読をお聞きするたびに思うのです。ことばの海の豊饒は、果てしない「縁」を形作っていくことでしょう。 川村さん! がんばってくださいね(*^_^*) |
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